ウォーターサーバーのいいところとして、おいしい水を手軽にいつでも飲めることが一番の理由として挙げられます。
それでは、「おいしい水」について具体的に考えてみましょう。本来「水」は味も匂いもない無味無臭のものです。「おいしい水」とはこれに反して味をおいしくするために成分を加えているものを言います。
水の中で不純物が全くないものを「超純水」と言います。
これは半導体の産業に役立つ水で、飲料水には不向きです。
おいしさを決定する「おいしい水」に含まれている成分を見てみましょう。
■ミネラル
まずは「ミネラル」です。
「カルシウム」にプラスして「マグネシウム」さらに「ナトリウム」や「カリウム」が溶けているものがミネラルでそれらの鉱物質の総量のことです。おいしい水と味わうためにはこれらが1リットルあたりに30mg~200mg含まれていなければなりません。
あまりにミネラルが多すぎても渋みや苦味を感じておいしくありません。一番いいのは100mgくらいが適量だと言われています。
■硬度
次に「硬度」です。
これはカルシウムとマグネシウムをプラスした量です。この硬度が低すぎるとくせがない味です。
あまり硬度が高すぎると飲みにくい味です。こちらの適量は1リットルあたりに10mg~100mg含まれていることです。一番いいのは50mgくらいが適量だと言われています。
■炭酸ガス
次は「炭酸ガス」です。
この炭酸ガスが水に溶けているとさわやかで新鮮な味わいの水に仕上がります。こちらの適量は1リットルあたりに3mg~30mg含まれていることです。あまりに多すぎてしまうと炭酸水になってしまいます。
ウォーターサーバーではこのようにして作られたおいしい水を飲むことができるのです。